2018年2月22日
買い物
広島県の山奥に位置するある町では、暮らしに自動車が必須となっていますが、高齢になると自動車の運転もなかなかできなくなり、買い物に困っている人が増えているようです。そんな中で、地元住民が、自分の大型の自動車を使って、おばあさんたちを7,8人のせて、買い物に連れていき、スーパーでいったん解散して、ある時間になったら再び集合して、大型の自動車で町に帰っていく、ということをしているそうです。自動車の中ではみんな大盛り上がりで、買い物も自由にできるので、喜ばれているようです。将来の環境制約下において、自動車が高価になると、まさに、このようなビジネスが生まれてくるのでしょうか、または、そうではなく、買い物や集いの楽しみを捨てて、注文して配達してもらう人が増えるのでしょうか。自動運転で個人個人を市場に送り届けることになるのでしょうか。単純な物流ではなく、心豊かな暮らしを支える新しい交通、移動体を考えるときが来ているのだと思います。