研究テーマ

今、地下資源を消費する人間の暮らしは様々な問題を抱えています。テクノロジーの進歩とともに急激に環境劣化が進み、地域の産業の一部は地球温暖化の影響を受けています。生態系にも影響が出てきており、環境リスクが高まりつつあります。また、現在の環境対策は、省エネ家電や再生可能エネルギーなど、削減、置き換えのテクノロジーで部分的に解決するものが多く、全体最適のライフスタイルに変えようとするイノベーションはほとんど起こっていません。2050年には温室効果ガスの排出量を80%以上削減することが国際的に求められていますが、今の私たちの行動を全て80%削減する暮らしは我慢、忍耐の世界であり、息苦しいものであります。単純に暮らしを縮小する世界に心豊かな暮らしは望めません。やらなければならないことは、今後益々厳しくなる地球環境制約と少子高齢化の社会的制約の中で、両制約をも受け入れ、なおかつ、豊かな社会を実現するために、既存の価値観を見直し、全体最適化のライフスタイルへと変革していくことです。それは、結果として、戦前の暮らしに近いものかもしれませんが、可能な範囲で科学技術や人類の叡智を投入し、昔よりも最適な暮らしのかたちを見出したいものです。

このような背景のもと、本研究室では、ライフスタイルイノベーションの研究をしています。 バックキャスト思考で未来のありたい姿を描き、それを実現するための道筋(新技術、ビジネス、政策)を検討します。また、90歳ヒアリング手法を用いて戦前の暮らし方を分析し、伝承されてきた知恵に学び、自然界が保有する低環境負荷な技術に学びます(ネイチャー・テクノロジー)。さらに、実社会へ適用するために、企業や自治体と連携し、地域主導型のライフスタイル変革プロジェクトを数多く実施しています。秋田県湯沢市、岩手県北上市、栃木県栃木市、東京都杉並区、三重県志摩市、兵庫県豊岡市、鹿児島県沖永良部島などで活動が継続しています。

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古川柳蔵研究室紹介パネル

研究室紹介リンク1

 

東京都市大学
環境学部 環境経営システム学科/大学院 環境情報学研究科 教授

古川 柳蔵

〒224-8551 神奈川県横浜市都筑区牛久保西3-3-1
東京都市大学 横浜キャンパス 3号館6階3608

 

 

 

研究室配属学生数

2018年度 3年生 6名(男6名)

2019年度 4年生 6名(男6名)、3年生 7名(男4名、女3名)

2020年度 4年生7名(男4名、女3名)、3年生