コラム107

2022年3月13日

地域・高校連携の意義

 

人口減少やコミュニティ劣化の中で、高校とその周辺の住民、地元企業等との間には強い信頼関係がある。文部科学省は地域との協働による高等学校教育改革推進事業において高校と地域の連携を推し進めようとしている。生徒は企業へのインターンシップや自分の生活圏でのフィールドワーク、SDGs地域課題研究を地域の企業等の協力を得て行っている。ある高校では、同様の文部科学省の事業で、全ての教科・科目の内容に沿ったテーマでSDGsに関連する授業を実施している。SDGsに取り組む企業や自治体の視察、廃棄食材を使用した商品の開発など探求プログラムが導入されている。また、他県の高校と連携し、自分が住む地域を紹介するなど、より自分が住む地域の理解を深めていく。これらの高校と地域の連携に関する取り組みは、地域社会で切れていく人と人との関係、人と自然との関係を再構築し、地域資源に関わるステークホルダーを広げ、地域資源の価値創出の機会を増やすことにつながっている。これにより地方から都市部への若者の流れに変化が生まれ、地域で生き生きと働く若者が増えていくことを期待したい。