コラム121

2022年10月10日

子どもたちが描く未来像

 

栃木で子どもたちと一緒にネイチャーテクノロジーや地球環境問題について考え、その上で、子どもたちが描く未来像について画用紙に描いてもらった。子どものアイディアには毎回舌を巻く。今回、男の子が私の似顔絵と、私の妻、子ども、孫の顔の絵を想像して書いていた。なんとなく私と似ている顔になっている。2050年には子孫が地球上で暮らしているという絵である。今まで、ライフスタイルデザインを数多く見てきたが、この発想は初めてだ。自分の子孫が心豊かに暮らしている姿が未来像の中にイメージできた時、自分はこれ以上幸せなことはないなと思った。2050年という未来では自分は死んでいるだろうからそんな先のことは考えられない、という表現は決まり文句であるが、自分の子孫、あるいは自分と関係があった人の子孫が自分の言葉なのか、意思なのか、何かを残して暮らしていることを想定して未来像を描けばきっとライフスタイルデザインのモチベーションは高まると思う。