コラム47

2019年9月10日

大津市企業局が取り組むSDGs

 

琵琶湖がそばにある大津市では、企業局が幼稚園でのマイボトル制作プロジェクトを始めた。物を大切にする気持ちは、ごみを減らし、琵琶湖の保全につながると考え、瀬田東幼稚園や大石幼稚園で、園児たちが「ありがとう」の気持ちを絵にしたマイボトルを制作した。親からすると「いつもご飯を作ってくれてありがとう」「いつも送り迎えしてくれてありがとう」という当たり前のことであるが、感謝され、うれしい。紙に絵を描き、それをマイボトルのケースの間に差し込む。自然が豊かな地域ほど、自然の良さに気づかないことがある。おいしい水が当たり前になり、水の無駄遣いをしてしまう。生活に溶け込んだものを、あえて、意識する暮らしが、心豊かな暮らしを持続する。このような、我慢ではなく、わくわく楽しみながら地球環境負荷を下げようとする取り組みは、広がっていく可能性が高いだろう。